そぼくなままあくびをしてる

アダルトチルドレンの輪廻転生記

2.17 黄色い本

その本は普通の本屋にはなかなか無いものだった。あるわけがなかった。

 

でも確かに目の前にその本は、

目の前に、あった。現れた。

ありえなかった。

 

でも、たまたま神奈川県の、全国の、たった一件のその本屋でしか開催してなかったブックフェスがあって、たまたまこの3ヶ月だけやってた。

そしてその小さなブックフェスに並んだ数冊の本の一冊に選書されてた。

有名でもなんでもなかった。

たまたま絵本に興味をもっていたわたしだから知っていたくらいの作者の方のエッセイだった。

 

わたしはその本を見つける数分前に何の気なしに検索機で検索しても在庫は無しだった。あるわけないよな、と特になんとも思わなかった。本来は無いのだ。

大して大きい本屋でも無くて、在庫なんてたかが知れてる。

 

その棚の、目の前に立っていて、

その真下、目線の真下にあった。

それを見た瞬間、ゾクッとした。

心の奥底から、ゾッと、ゾッと震えた。

 

 

この感覚を知ってる。

正しい方へ進んだときに起きるシンクロニシティのような、うん、そういうの。

 

わたしは知ってた。きょうが特別な日だということ。きょうはなにか知らせが来る日だということ。きょうが特別な日なのを。

だから数字をよく見ていた。

 

怖かった。怖いくらいに、眼前に、

今置いといたというほどにわたしは気づかずにいつの間にかソレの目の前に立っていて、目を合わせた。その身の毛がよだつかんじ、これはスゴく重要だよね?

 

 

きょう心の中で固く決意したキモチ、

この子に触れたキモチ、

わたしは忘れちゃいけない。

 

きょう言葉にしたキモチも、

「それは大切なことかもね」って言われたことも

 

わたしはわたしの神さまを信じよう。

自分を信じる。自分を。

この世界は果てしなく心でできていて、魔法だってよくわかってきたよ、さいきん。

 

(めちゃくちゃにかわいいマグカップを手に入れた)

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2.16 あやちゃんのこと&誕生日


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きのうは誕生日だった。

ヴォルフガング·ティルマンスの写真展に行ったけれど、良かったなぁ。大きなポトスと陶器のてんとう虫を買った。このてんとう虫は、ふしぎなチカラをもってる!そんなきがする。

あとはエゴイストという映画を観たり、いちごのパフェをたべたり古着を見たりした。

 

帰って、じぶんに必要のない、

〝自分ではない〟本をどかどかダンボールに放り入れた。部屋には自分のほんとうの心を置くべきなんだとさいきん思う。ほんとうに欲しいモノは自分自身が宿っているから、ほんとうに欲しいモノを買って、それを部屋に置く。そうすれば部屋には雑念が消えシンプルに、掃除してなくても心がスッキリかんじるのだとわかった。

他人がいいと言ってたモノや、中途半パなキモチで買ったモノが増えるとどんどん部屋は散らかって心も散らかって、掃除してもしても、どこかよごれてる感覚がするんだ。

それは、感じるべきなんだ。家と会話して。

 

あたらしいキモチになりたくて、自分自身になりたくて!髪をベリーショートにしたし、緑にも染めた。

 

スヌーピーのぬいぐるみとGREGORYのリュックも届いた!!!!サイコーだった。やっぱりそこにはわたしがいた。あんだけ悩んでお金だして買ったんだもん。利用意図なんて無くても良いから、そこに〝自分〟を感じたら手に入れるんだ。

〝自分〟が部屋にたくさんいて、〝自分〟を身につけるだけで、心はたのしく喜ぶ。

わたしたちの心は自分になることを望んでる。

 

 

\( ♡〇♡ )/あやちゃんのこと ✼✼✼

 

わたしがガイドヘルパーしてたときのあやちゃんのことを思い出してた。

さいしょあの子とは関わりがうまくいかなかった。ワガママをみせたり、心を開いてくれない関わりが続いた。上司もポンコツで相談にのれないヒトばかりだったから、どうやって向き合えばあの子と正常に関わり合えるのか必死で孤独に模索した。

自分自身を見つめるなかでようやく気づいた。「ヘルパーのお姉さんのように社会の取り繕った顔ではなく、本来のわたし自身の顔でないと、きっとあの子はわたしを信用してくれない」

そんなきがして ありのままのわたしで、彼女がワガママ言えばちゃんと怒った。怒っちゃダメだ、、ではなく、怒った。心のわたしが嫌なキモチになるから。すると、ふしぎなことに彼女との仲はみるみるうちに変わって、すこし経つと彼女から抱きついてくるようになった。

 

今思うと、

あやちゃんはわたしの心そのものだった気がした。ウソをついて生きるわたしを彼女は救ってくれたきがした、あのとき。

 

だから今でもあやちゃんのことはどうしても忘れられないし、彼女の絵を額縁にいれて飾っている。あやちゃんだけは、仕事をやめたあともプライベートでお付き合いがつづいた。

 

 

そんなことに気がついて、本屋にむかってるあいだ涙がでそうになった。

 

 

 

2.12 angel at my table

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わたしジェーン·カンピオン好きかもな。ピアノ·レッスンも心に残る作品だった。やっと観れた、ジャネット·フレイムの自伝映画。よかった。叙情的で、随所に星のカケラみたいに散らばるジャネットの無垢な姿がこの映画をキラキラさせていた。この時代の映画に映る、陽射しがすき。

 

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今日のビッグニュースといえば、ついに、ついに。ギターが売れたことだよ。ありがとね、今まで。次のフェーズへジャンプするキモチ。久しぶりに大金持ち。なに買おう。なにやろう。

行こうとおもった美容院のことお風呂でぼーっと思い出してたら、夢で見た景色とつながった。わたし夢で見たことある?

 

明日は病院だよ。

 

このページのためにこの本をよんでたきがした。あたたかい春のような陽射しの下でおばあちゃんのうたごえが聴こえてきた。そちらを向くと胸にあったかく包まれた赤ん坊を抱えたおばあちゃんが前後にゆれながら唄っていた。そこだけを太陽が照らしてるみたいだった。なんか泣いちゃいそうな景色だった。桜がもう、咲いていました。親友に手紙を出してしまった。それは、祈るしかない。

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